だんごぶろぐ

アニメ・映画の感想など雑多・不定期に投稿していきます

風が強く吹いている19話 「解き放つ時」

六郷橋、皆がペースを上げるから自分も嫌々だけどペースを上げるかと言わんばかりの王子。それはハイジの勝手なペースに巻き込まれて...嫌々ながらも練習してきた日々と重なる。

そんな日々を苦痛に感じていながらも、今ある自分がほんとに最高でたまらない。そして今、苦痛なのに必死に食らいつこうとしている王子は皮肉にもハイジを肯定していて、そこへ不意に出る笑みには泣いてしまいました。

"主人公"かと思わせるくらいの走りっぷりですね。

 

続くムサは世間から偏見の視線を向けられたという過程を払拭するようにレースへ臨む、オーバーペースには手に汗握りましたが、落ち着きを取り戻してからでも驚くほど巻き返しを謀れるというのはエースの名に相応しかったです。忘れそうになりますが大幅に順位を上げたこの区は激戦区だったのだなと、凄まじい...

 

そして、ここで繋ぐジョージの走りがすごく面白いんですよね。めちゃくちゃ考え事してるんですよw肝の強さが見られます。自身への踏ん切りや、弟への期待を自分の事のように喜び心待ちにしている。これまで2人の違いがあまり描かれてこなかった中でやっと差を見せてくれたのは嬉しいです。

そしてハナちゃんの応援が響く響く、応援された嬉しさを率直に伝えてしまう彼らはまさに一心同体。

爽快なのに期待半分恐さ半分と言ったところで、今後も綱渡りのようなレース展開に思える緊張感が素晴らしいですね。