だんごぶろぐ

アニメ・映画の感想など雑多・不定期に投稿していきます

『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』ざっくりレビュー。

もし〜ならば、と数々見られる分岐点を何度も繰り返す今作。一見時間の巻き戻しているようですが、花火の異質な形や祐介の元世界とはズレた言動から世界の移動か創造かなと思いを巡らせる途中経過...。

結果は典道の創造ということで全体像が見えてきますが、直後にガラス玉が砕けて典道の世界が解けていく

ガラス玉に見せられた世界により、典道がどう心情を変化させたのか、最初にガラス玉を投げたシーンへ戻ったのだろうけど、彼の心情の変化がどのように繋がったのか、想像をかき立てられるラストでした。

ガラス玉を投げた直後から典道の世界だと前提付けて見直すと、各シーン楽しく考察や鑑賞が出来そうですね。

タイムリープものとして見てしまうとさすがにしんどいだろうな...

明確に答えとなる場面を分かりやすく提示してくれたら、もっと場面を繋げやすかったかもしれない。けれど逆に答えとなる描写を見せないことで余韻を生み出しているので私は好きな部類です。ラストシーンにて典道くんが欠席ということなので、なずなちゃんへ会いに行ったのかな?ワクワク、などと余韻に浸れて楽しめた作品でした。