だんごぶろぐ

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『甲鉄城のカバネリ 海門決戦』(ネタバレあり)感想。

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再度問おう、お前は十二歳か?相変わらず色気ムンムン美少女を前に画面へ吸い込まれる私。

踊るように無双する無名ちゃんの身体能力と、冷徹な表情に時折見せる女の子らしさがやはりたまらないですね。そんな映像のクオリティが素晴らしく何度も見たくなりますよこれは...。

今作では無名ちゃんの恋心まで描いちゃう様で、題材として想像するだけでもウキウキがとまらないですし、生き抜くことしか考えていられない環境や状況で、人間らしさを見れるのは感慨深いですね。

さて、本編では海門の奪還という事ですが、今まで掻い潜ってきた戦地とはひと味違うと、焦りを見せる生駒だが、それを信じてくれない海門の人々へ苛立ちが増す、そんなタイミングで恋愛の話までこじれてしまう本作らしい描き方。

展開としては、無名ちゃんが生駒の事を考えて戦闘が散漫になり危機に陥るも、ピンチの時には生駒が助けてくれる。これこそマッチポンプ。こうなると生駒の存在がプラマイゼロに思えてしまうけれど、そこから見せてくれるプラスの要素はやはり無名が人間としている存在意義が生駒なんだろうなと...

カバネリになりつつも、人間として生きていこうとする生駒の執念が窺えるシーンが別勢力の人々と比較することで、とてもよく感じられました。

カバネとして堕ちてしまった人々の土地海門を討ち、あとはイチャコラするだけじゃヒャッハー!!という欲望もちゃんと満たしてくれた...無名ちゃん万歳。

今までの名シーンの要素を盛り込んでくれたり、コスチュームや髪型の変化にも注目のとても満足な出来でした。