だんごぶろぐ

アニメ・映画の感想など雑多・不定期に投稿していきます

『冴えない彼女の育てかた fine』

観てきました。想像よりも見入っていたようです。
冒頭からメタ的発言も入れてくるのかと思っていたけれど、主人公とヒロインたちに対して "視聴者"という位置づけを確立させてくるかのようで面白かったというのがひとつ
ゲーム制作を見守る彼らと、視聴者としての私が同時進行のようで楽しかった。


さて今作でも倫也は、毎度肝心なところでへたれたり、やらかしたりなのだけれど、、
それに対する加藤ちゃんが、彼女の自称する敷居の低さのみでなく、低い敷居に合った相手部分を限定的に想いを寄せてくれるという甘々さがやはり魅力として強烈…各シーンが羨ましいものに溢れてました。


そんな妄想じみたメインヒロインを認めるならば、他のヒロイン達から「妄想」や「きもい」などと罵られた倫也のシナリオと同一化されるけれど、その逆で肯定をすれば、加藤の認める相手として当てはまる背徳感、そんな二択がとてもずるかったのです。というような事諸々を加味して加藤ちゃん、可愛かった…。
まあそんな私の肯定はどうでもよくて、大切なのは同時に倫也が自分自身の制作を肯定できたということ
好きな人を投影できたゲーム内のヒロインと、そして実際となりにいる彼女、自分の感じる"好き"という情熱を制作において全開にしているという説得力が強いとともに微笑ましく感じる素敵な締めでした。